データ分析基盤をAWSへ移行し、運用費用を9割削減
株式会社エディア導入事例データ分析基盤の移行でコストを最適化するための設計を工夫
導入前の課題
アイオライトリンクではクラウド上の分析基盤でゲームのログを収集・解析し、プレイヤーや課金データなどのKPIとなる数値を可視化しています。当社では抽出された数値をもとにデータドリブンな施策の策定やゲームの運用を行っていますが、この分析基盤の運用費用がかさんでいることに頭を悩ませており、運用費用を抑えるために分析基盤の移行を決めました。
当社のゲームでも利用実績があり、データ分析用のサービスが豊富なAWSへ移行することを決めたのですが、社内でデータ分析基盤のインフラ構築経験がありませんでした。
そこでAWSのアドバンスドコンサルティングパートナーであり、AWSを活用したデータ分析基盤の知見が豊富なNHN テコラスにデータの移行と分析基盤の設計・構築を依頼しました。
NHN テコラスからの提案
移行の目的であるデータ分析基盤の運用コストを抑えるために、データウェアハウスの利用ではなく、Amazon S3をデータレイクとして利用し、Amazon Athenaから参照する構成を設計いただきました。またAWS Glue Crawlerを活用することで、分析データを分割し、Amazon Athenaの分析スピードの向上とコスト削減のご提案もいただいています。設計の工夫だけでなく、NHN テコラスのAWS請求代行サービスを利用するとS3の料金が割引もされることも非常に魅力的でした。
データの移行についてはコマンドでエクスポート、インポートを行う予定でしたが、実際に作業を行ってみると自動での移行が難しいことがわかり、約2億件のレコードを手動で移していただきました。データ移行で想定外の作業がありながらも、こちらからお願いしていたタイトなスケジュールを守り、2週間ほどで移行作業を終わらせ、新しい分析と可視化の基盤を用意いただけたのは大変ありがたかったです。
導入後の効果
AWSの設計を工夫していただいたおかげで、データ分析基盤の運用費用は9割近く削減でき、大変満足しています。また従来のツールで利用していたSQL文を新システム用に当社側で書き換える必要がありましたが、そちらの部分でもお手伝いいただけました。NHN テコラスの知見や技術力があってこそスムーズに移行を完了させることができましたので今後はAmazon QuickSightでKPIの管理を行い、ゲームの施策・運用に活かしていきたいと考えています。
AWSの活用を支援する「C-Chorus」
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株式会社エディアについて
ソーシャルゲームやエンタメアプリ・WEBサービスを手掛けています。人気声優に道案内をしてもらえるナビアプリ「MAPLUS+」や、人気作品をソーシャルゲーム化した「BALDRシリーズ」「温泉むすめ」など多数のエンタメコンテンツを開発し、多岐にわたるプラットフォームで展開。ユーザーに新鮮な「楽しい・面白い」を提供し続ける企業です。
- 社名
- 株式会社エディア
- 内容
- ゲームサービス事業、ライフエンターテインメントサービス事業
- 設立
- 1999年4月9日