導入事例

設備投資と運用体制無しで大規模 eduroam環境を実現。SINET直結のクラウドeduroamシステム

国立大学法人一橋大学導入事例

導入背景

設備投資と運用リソースをかけずにゲスト向けWi-Fi用途でeduroam環境の構築を模索

左から 情報基盤センター助手松村様 情報基盤センター副センター長高見澤様

一橋大学では国立/千代田の2キャンパスに約180台のアクセスポイントを設置し、学生向けWi-Fi サービスとして「1284wireless」を展開し、学生のICT 環境の活用を推進していました。

これまで、学生のキャンパス内での参考書などの持ち運び、特に国立キャンパス法科大学院では六法や判例集など大量の書籍を持ち歩くことが多く、移動時に学生に物理的な負担がありました。Wi-Fiを使ってインターネット経由で必要な時に閲覧することで負担軽減が実現でき、全体的なペーパーレス化にも効果をあげていました。その他にも、インターネットを活用した授業など、Wi-Fi の活用シーンが大きく広がっていました。

更なる利便性向上を進めていく中でゲスト向けサービスの実現がテーマとなっていて、特に海外からの留学生や学会に来場する教授が多い状況から、世界規模で広まっている国際無線LANローミング基盤のeduroamの導入を検討、これを設備投資と運用の人的リソース投入をかけずに実現する方法を探していた中で、オンプレミスに新規設備を構築することも、それを運用することも無く、大規模eduroam環境を実現できる「キャンパス4 クラウドWi-Fi」に出会い採用に至りました。

導入ポイント

オンプレミス設備不要でeduroam環境を実現

■ ISP一体型サービスなので専任運用体制も必要なく運営。
■ SINET経由で利用可能なので、セキュアかつ回線準備も不要で低コスト。

ゲスト用に一時アカウントを発行する方法では運用負荷が高すぎて、土日に学会を主宰する先生方に使ってもらうのは難しいです。学外利用者含め1万数千人規模のユーザーがいる中で、ゲスト用の認証設備を学内で管理するのも負荷が掛かります。 最小限の負荷で相互利用ができるWi-Fiサービスとしてeduroamに注目しました。

eduroamは世界中で既に多くの加盟者がいることから、導入することで管理者が認証テーブルの管理をしたり、ゲストアカウントを作成する手間は最小限に抑えることができます。 ゲスト来訪者が留学生や教授、研究者などの教育関係者が多いという特徴もあるためeduroamの標準対応など、教育機関向けに特化されたCAMPUS4 クラウド型Wi-Fiがマッチしていました。

eduroamアカウントを持っていないユーザーに対しても無料で使えるアカウント発行システムが用意されているので、これを利用することで対応が可能でした。

導入イメージ

利用者に応じたシグナル整備を実現。SINET経由で閉域接続可能

導入効果と今後

■ わずか10 分でeduroam 環境が開通
■ 無料トライアルサービスで予算化前に利用可能、十分な効果測定の後に導入ができた
■ 複数シグナル整備で、Wi-Fiの更なる活用シーンと教育利用を推進

無料「CAMPUS4 クラウド型Wi-Fi トライアル」を利用し2014年2月より国立キャンパスで検証を開始していました。
結果、期待以上の効果が得られたため、2014年春より正式導入を決定、SINET経由でCAMPUS4クラウド型Wi-Fiとの接続をおこないましたが、10分程度で開通完了しスピードに驚きました。
既存のインフラに手を掛けることなく、わずかなアドオンで高セキュリティのWi-Fi環境が利用開始することができたことに対し非常に満足しています。
今後、Wi-Fiを利用した位置情報取得サービスの利用や、大容量データの送受信が可能なWi-Fi設備を利用した独自のコンテンツを学生向けに提供することを考えています。

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国立大学法人一橋大学について

社名
国立大学法人一橋大学
設立
1875年

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